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入れ歯トラブルの解決法

春日井市にある歯医者

竹村歯科クリニック 院長の竹村です。

 

 

 

入れ歯は、多くの方にとって日常生活に欠かせないツールですが、

その使用に際してさまざまなトラブルが発生することがあります。

今回は、代表的な入れ歯トラブルとその解決法について詳しく解説していきます。

当院にも多くの方がご相談にいらっしゃいますので、その経験をもとにわかりやすく説明いたします。

 

目次

  1. 入れ歯が合わないと感じる
  2. 入れ歯が痛い・擦れる
  3. 入れ歯の破損や欠け
  4. 入れ歯が安定しない・外れやすい
  5. 入れ歯のホルダーケアとメンテナンス

 

1. 入れ歯が合わないと感じる

新しい入れ歯を使用し始めたばかりの頃、

多くの方が「入れ歯が合わない」と感じることがあります。

これは通常、一時的な不快感であり、時間が経つとともに口腔内の組織がなじんでくることが多いです。

しかし、長期間にわたり合わないと感じる場合は、問題が存在するかもしれません。

具体的な解決法としては、次のような方法があります。

 

まず、歯科医院での再調整が効果的です。

入れ歯は個々の口内形状に合わせて作られていますが、

長期的な使用や体重の変動、歯茎の変化によりフィット感が変わることがあります。

再調整では、入れ歯の裏面を削ったり、新しい樹脂を追加したりしてフィット感を向上させます。

再調整の費用は、一部保険が適用される場合もあり、約3,000円から5,000円程度が一般的です。

 

また、適切なケアや管理も重要です。

食事のたびに入れ歯を外し、口内や入れ歯をしっかり洗浄することで、フィット感が向上する場合もあります。

専用の入れ歯クレンザーを使用することで、細菌の繁殖を抑え、トラブルの予防につながります。

【参考】入れ歯の装着感を改善するために知っておきたいこと

 

 

2. 入れ歯が痛い・擦れる

入れ歯が痛い、または口内の特定の部分で擦れて痛みが生じることはよくある問題です。

これが続くと、入れ歯の使用が困難になるだけでなく、口内の健康にも影響を与えることがあります。

以下に具体的な解決法について説明します。

 

最も基本的な解決法は、歯科医師による調整です。

入れ歯の設計や適合に問題がある場合、痛みが生じることがあります。

この場合、部分的な切削や新たな樹脂の追加で問題を解消できる場合があります。

具体的には、痛みの原因となっている部分を特定し、適切な改善を行います。

 

 

痛みが継続する場合は、特定の部位に圧力が集中していることが考えられます。

この場合、圧力緩和剤やゲル状のパッドを用いることで一時的に対処する方法もあります。

また、歯茎の状態が悪化している場合、定期的な歯科検診やクリーニングが必要です。

歯茎が健康であれば、入れ歯も快適に使用できる確率が高まります。

 

長期的な解決策としては、歯茎や口腔内の健康状態を維持するための生活習慣が重要です。

バランスの取れた食事や禁煙、定期的な歯科検診は、痛みや擦れを防ぐための基本的な予防策となります。

 

 

 

3. 入れ歯の破損や欠け

入れ歯が破損したり欠けたりすることは避けられない場合があります。

硬い食物を噛んだり、入れ歯を落としてしまったりすることが主な原因です。

破損した入れ歯をそのまま使い続けることは、

口内の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、速やかに対処することが重要です。

 

入れ歯が破損した場合、最も良い対処法は歯科医師による修理です。

歯科医院では、速やかに破損箇所を確認し、適切な修理を行うことができます。

修理の方法としては、欠けた部分を補填する、割れた部分を接着するなどがあります。

修理の費用は破損の程度によりますが、一部保険が適用されることが多く、

数千円から一万円程度で済む場合が多いです。

 

修理が困難な場合や、入れ歯が大きく変形している場合は、新しい入れ歯を作成することが推奨されます。

この場合、作成には数週間かかることがあり、費用も数万円から十数万円が一般的です。

新しい入れ歯を作る際には、過去のトラブルを考慮して、

より耐久性の高い材料やデザインを選ぶことが重要です。

 

また、予防策として、入れ歯専用の保護ケースに入れる、硬い食物を避ける、

入れ歯を洗浄する際に柔らかいタオルで包むなどの工夫が役立ちます。

 

 

4. 入れ歯が安定しない・外れやすい

入れ歯が安定せず、外れやすいという問題もよくあるトラブルの一つです。

この問題が発生すると、食事中や会話中に不便を感じることが多くなります。

入れ歯が安定しない主な原因には、入れ歯の形状が合わなくなった、

歯茎の状態が変わったなどがあります。以下に解決法を紹介します。

 

まず、歯科医師による調整が必要です。

入れ歯が安定しない原因はさまざまで、その解決には専門的な診断が不可欠です。

合わなくなった入れ歯は、再調整やリライン(裏打ち)と呼ばれる手法で改善できます。

リラインにより、新たな樹脂を追加して入れ歯のフィット感を向上させます。

リラインの費用は一部保険が適用され、約5,000円から10,000円程度です。

 

入れ歯安定剤を使用するという選択肢もあります。

市販されている入れ歯安定剤は、一時的に入れ歯の抗力を高める効果があります。

これは特に、食事中に入れ歯が動くのを防ぐのに有効です。

しかし、安定剤だけに頼るのではなく、根本的な問題を解決するためには歯科医師の診断と治療が必要です。

 

さらに、定期的な歯科検診で歯茎の状態を確認し、

劣化や変形が見られる場合は早めに対処することが重要です。

歯茎の健康状態が良好であれば、入れ歯の安定性も向上します。

【参考情報】当院の入れ歯治療について

 

 

 

5. 入れ歯のホルダーケアとメンテナンス

 

入れ歯のトラブルを未然に防ぐためには、適切なケアとメンテナンスが不可欠です。

入れ歯は日常的に使用されるため、常に清潔に保つことが重要です。

以下に具体的なケア方法を紹介します。

 

まず、毎日の清掃が基本です。食事の後には必ず入れ歯を外し、流水で洗浄します。

専用の入れ歯ブラシを使用して、入れ歯についた食べかすやプラークを丁寧に取り除きます。

入れ歯クレンザーを使用することで、より効果的に清掃できます。

特に、夜間に入れ歯を外してクレンザーに浸けておくと、細菌の繁殖を抑えることができます。

 

 

また、入れ歯を使用しない時間帯には、水や専用の溶液に入れて保管することが推奨されます。

乾燥すると入れ歯の素材が劣化しやすくなるため、適度な湿度を保つことが重要です。

専用の保護ケースを使用すると安心です。

 

さらに、定期的な歯科検診も欠かせません。

半年に一度程度の検診で、入れ歯や口腔内の状態を確認してもらうことが重要です。

小さなトラブルも早めに発見して対処することで、大きな問題を未然に防ぐことができます。

検診の費用は保険が適用される場合が多く、1,000円から2,000円程度で受けられます。

 

 

 

まとめ

入れ歯を快適に使用するためには、適切なケアと定期的なメンテナンスが不可欠です。

入れ歯が合わない、痛みが生じる、外れやすい、

破損するなどのトラブルが発生した場合は、速やかに歯科医師に相談することが最も効果的な解決法です。

日々のケアを怠らず、定期的な検診を受けることで、長期間にわたり快適に入れ歯を使用することができます。

入れ歯に関するトラブルでお困りの方は、当院までお気軽にご相談ください。

 

竹村歯科クリニック

愛知県 春日井市 味美 白山町1丁目4−1

歯科医師 院長 竹村 洋志

参考/院長紹介ページ

 

 

 

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