『在宅療養支援診療所』
について
春日井市 味美駅近くの歯医者「竹村歯科クリニック」では、『在宅療養支援診療所』として国から認可を得ている施設になります。
訪問看護や往診といった、自宅にいながらも医療を受けることが出来る在宅医療は、通院や入院に比べてストレスが少ない上に、精神的な安定を図ることが出来るため注目されています。その在宅医療を支えているのが『在宅療養支援診療所』です。では、在宅療養支援診療所はどのような施設なのでしょうか?
在宅療養支援診療所とは
大切な家族と住み慣れた環境で快適な生活を支援していくのが在宅医療です。自宅で介護・看護を行うという選択肢を考えている方は多く、昨今では在宅医療という分野はとても重要になってきています。その中でも在宅療養支援診療所は自宅療養者に対し、しっかりとした医療を提供し生活のサポートをおこなっていく重要な施設です。
『在宅療養支援診療所』は医師が訪問した際にしっかりとした支援を提供できるよう、各基準が定められています。認定されるためにはその基準の多くをクリアする必要があります。
以下が施設の基準になります。
① 患者様を直接担当する医師または看護師が、患者様およびそのご家族様と24時間連絡を取れる体制を維持すること。
② 患者様の求めに応じて24時間往診の可能な体制を維持すること。
③ 担当医師の指示のもと、24時間訪問看護の出来る、あるいは訪問看護ステーションと連携する体制を維持すること。
④ 緊急時においては連携する保険医療機関において検査・入院時のベッドを確保し、その際に円滑な情報提供がなされること。
⑤ 在宅療養について適切な診療記録管理がなされていること。
⑥ 地域の介護・福祉サービス事業所と連携していること。
⑦ 年に一回、在宅でお看取(みとり)した方の人数を地方厚生(支)局長に報告すること。
(引用:日本訪問診療機構ホームページ『在宅療養支援診療所』より)
この他に「在宅医療を専門とする在宅療養支援診療所」に2016年4月から
以下の内容も要件してされに追加されています。
・在宅医療を提供した患者数を、在宅医療及び外来医療を提供した患者の合計数で除した値が9割5分以上であること。( 在宅医療の占める割合が95%以上であること)
・直近1年間に、5カ所以上の保険医療機関から新規患者の診療情報提供を受けていること。
・当該診療所において、過去1年間に在宅における看取りの実績を20件以上有していること又は重症小児の十分な診療実績が過去1年間に10件以上)を有していること。
・直近1ヵ月の施設入居時等医学総合管理料の算定件数が、施設入居時等医学総合管理料及び在宅時医学総合管理料の合計算定件数で除して7割以下であること。
・直近1ヵ月に在宅時医学総合管理料又は施設入居時等医学総合管理料算定患者のうち、「要介護3」以上又は当該管理料の「重症患者」に該当する者の割合が5割以上であること
(引用:あいホームケアクリニック(在宅療養支援診療所とは)
在宅療養支援診療所の特徴について
在宅療養支援診療所の主な特徴としては、在宅医療のサポート体制が非常に充実している点が挙げられます。当医院では、通院が困難な方に対して、直接自宅に往診し、自宅にいながらも通院時と変わらないしっかりとした医療の提供をおこなっております。緊急時などは、365日いつでも往診が可能であり、費用負担も比較的軽減することが可能です。各医療機関と連携しながら、最適な医療を提供できるように患者様を支援しています。
在宅医療の今後の発展は、高齢化社会にある日本にとって急務です。
これまで治療を受けるには通院もしくは入院いずれかのみの2択でしたが、患者様の意思を尊重できるような医療体制が整備されてきています。
竹村歯科クリニックでは、在宅療養支援診療所などのレベルの高い医療体制を整備していく中で、外来だけでなく地域の在宅医療のレベルアップや支援ができるよう、今後も一丸となって努めて参ります。